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小児の頭痛

 以前は、子供が頭痛を訴えることは少なかったので子供が頭痛を訴える場合は、脳腫瘍や水頭症など、脳の疾患を疑えといわれていました。

最近では、小学生でもストレス性の頭痛片頭痛などが増えてきています。

最終的には、MRIで確認する必要がありますが、以前より子供の一次性頭痛が増えていることは確かです。

小児にはどのような頭痛が多いか

小児の一次性頭痛の代表的なものは、片頭痛と緊張型頭痛である。国際頭痛学会(IHS)(1988)の基準による有病率は人口統計を基盤にすると、平均して、片頭痛7.41%、緊張型頭痛13.3%であり、各クリニックにおいては、平均すると片頭痛53.3%、緊張型頭痛30.3%である。

疫学

片頭痛の有病率は、15歳以上では8.4%で、12歳までは女性と男性はほぼ同じですが、12歳以降は女性ホルモンとの関係から女性の割合が増加し、男性の3-4倍に達します。緊張型頭痛は15歳以上では22.3%であり、10歳以下の小児には少ないとされています。ただし、緊張型頭痛も女性は男性の1.5-2倍になります。

小児片頭痛の特徴

  • 成人より片頭痛発作の持続時間が短く、1-72時間で始まりと終わりが比較的はっきりしている。

  • 前頭部-側頭部の両側性であることが多く、片側性はむしろ少ない。

  • 後頭部痛である場合はまれであり、MRI等の画像検査が必須である。

  • 心臓の拍動にあわせてズキンズキンと痛み、体動で頭痛が増強するため寝込む方も多い。

  • 吐き気や嘔吐を伴い、光過敏、音過敏、臭い過敏などの症状も見られる。

  • 幼児の光過敏や音過敏は、目をつぶるなどの行動から予測できる

緊張型頭痛

30分から7日間持続し、いつ始まったかはっきりしないことが多く、両側性で、頭にはちまきを巻かれた様な締め付けられるような頭痛で、頭が重いと感じます。体を動かしても頭痛が強くなることはなく、逆に軽くなることも多いため、遊んでいるうちに忘れてしまうこともあります。悪心や嘔吐を認めず、光過敏や音過敏はあってもどちらか一方のみです。

慢性連日性頭痛

3ヶ月以上にわたり、月に15日以上ある頭痛の通称であり、片頭痛と緊張型の混在していることが多いです。このような頻度の高い頭痛は、心理的な要因も強いと考えられます。

薬物乱用頭痛(連用性、誤用性)

鎮痛剤を月に10日以上、週に2-3日以上を毎週の様に内服していると起こる辛い頭痛です。市販の鎮痛剤でも比較的おこしやすく、病院で処方される鎮痛剤などでも起こります。