頭痛、脳卒中、頭のけが、めまい、しびれ、物忘れなど、脳神経、脊髄に由来する病気の診断、治療、予防のご相談
頭痛、脳卒中、頭のけが、めまい、しびれ、物忘れなど、 脳神経、脊髄に由来する病気の診断、治療、予防のご相談
診療項目
▶ EAT(Bスポット)治療 ▶ 副腎疲労外来 ▶ 痛み外来 ▶ コロナ関連外来 ▶ 頭痛外来 ▶ 小児の頭痛 ▶ しびれ外来 ▶ めまい外来 ▶ もの忘れ外来 ▶ ボツリヌス治療 ▶ 禁煙外来 ▶ MCI検査APOE遺伝子検査 ▶ G6PD検査 ▶ 各種栄養療法 ▶ 各種点滴療法(自費) ▶ テロメアテスト ▶ ミアテスト ▶ LOXindex ▶ 腸内フローラ移植 ▶ 湿潤療法
診療項目
頭痛外来
およそ4割近くの方が、頭痛を経験しているといわれています。たかが頭痛という考えで、市販薬で痛みを抑えるのが習慣となり、薬物乱用性頭痛となっている方も少なくありません。

「たかが頭痛」で、お気軽に当院へご相談ください。
新しい片頭痛治療 CGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)による治療について
片頭痛発作の発症抑制に用いる新薬が保険適用されたことを受け、当院においても、片頭痛治療薬(エムガルティ、アジョビ、アイモビーグ)による治療を開始いたしました。
CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は主に三叉神経節で発現する神経ペプチドで、片頭痛患者では血中CGRP濃度が上昇していると言われています。 抑制薬に含まれる抗CGRP抗体は、このCGRPの活性を阻害することで、片頭痛発作の発症を抑制する効果が期待されています。
1.CGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)による治療方法について
内服による予防薬ではなく、月1回の注射となります(保険診療)。
CGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)は以下の3種類があり、患者さまの症状に合わせて処方いたします。
2.投与対象となる患者様について
最適使用推進ガイドライン(厚生労働省)を遵守するため、当院では下記の基準にてCGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)による治療を実施しております。

当院におけるCGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)治療基準
* 医師に片頭痛と診断されている方(片頭痛とそれ以外の頭痛疾患を鑑別されていることが必要になります)
* 過去3か月の間で、片頭痛が平均して1か月に4日以上発生している方
* 既承認の片頭痛発作の発症抑制薬の効果が不十分な方、または内服の継続が困難な方

当院におけるCGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)治療基準
* 医師に片頭痛と診断されている方(片頭痛とそれ以外の頭痛疾患を鑑別されていることが必要になります)
* 過去3か月の間で、片頭痛が平均して1か月に4日以上発生している方
* 既承認の片頭痛発作の発症抑制薬の効果が不十分な方、または内服の継続が困難な方


3.ご予約から治療までの流れについて
(1)当院にて片頭痛の治療を受けられている方予約時あるいは診察時に治療希望をお伝えください。
(2)他院で片頭痛の治療を受けられている方
紹介状(診療情報提供書)とお薬手帳をご用意のうえご予約ください。
(3)初めて頭痛で医療機関を受診される方
まずは当院頭痛外来の診察をご予約ください。

※ 片頭痛とそれ以外の頭痛疾患が鑑別されていない場合は、MRI検査や血液検査などの検査を実施する場合がございます。
※ 初回診察当日のCGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)の投与は行っておりません。
治療基準に該当するか判断してから、改めて実際にCGRP関連抗体薬(片頭痛発作の発症抑制薬)を投与するお日にちを決定します。

4.費用について
保険適用(3割負担)となります。
頭痛とは?
頭痛には大きく分けて2つのタイプがあります。

■一次性頭痛
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。頭や体には頭痛の原因となる特別な病気はありません。しかし、何らかの原因で、慢性的に繰り返し頭痛が起こります。頭痛患者さんの約90%がこのタイプにあたります。

■二次性頭痛
脳腫瘍や感染症など、別の病気が原因で起こる頭痛です。頭痛患者さんの約10%がこのタイプにあたり、一次性の頭痛患者さんほど多くはありません。

危険な頭痛
◆ 今までに経験したことのない頭痛
◆ 急激に起こった頭痛
◆ 痛みが徐々に始まり、数日から数週にかけてだんだんひどくなってくる頭痛
◆ 原因不明の高熱、嘔気や嘔吐を伴う頭痛
◆ 「字が読みにくい、書きにくい、頭がうまく働かない」などの神経症状が現れてくる頭痛
◆ 原因不明の頭痛

生命に関わる重大な病気が関係していることがあります。こんな頭痛はすぐに受診されるのをおすすめします。 脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血、慢性硬膜下血腫、髄膜炎、脳梗塞などが発見される可能性があります。

以下には、代表的な頭痛の説明を列記します。
片頭痛
月に1回から数回と毎日ではないものの時々起こり、その痛みが1日中続くような頭痛は、片頭痛かもしれません。典型的な片頭痛では、頭の片側で心臓が脈打つようにかなりひどく痛みます。
階段の昇降や運動によって頭痛が激しくなる、吐き気を伴う、光や音に敏感になるといった症状を伴います。
人によっては頭痛が始まる前に「前ぶれ」を感じます。チカチカしたまぶしい光やギザギザ模様の線が、徐々に視界に現れ始めて、おおよそ5-20分間続きます。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は最も一般的な頭痛です。多くの人が一度は経験したことがあるような頭痛ですが中でも慢性緊張型頭痛が最も重要です。精神的・身体的ストレスが原因となるため、「ストレス頭痛」とも呼ばれる事があります。
数日にわたり、頭がギューッと締め付けらるような頭痛が続いています。しかし、それほどひどい痛みはありません。頭全体が痛みますが、階段を昇ったり、体を動かしても悪化しません。
群発頭痛
群発頭痛は1-2ヶ月の間、ほとんど毎日続きます。頭痛は10-15分の間にどんどんひどくなり、1時間くらい続きます。発作は1日1回かそれ以上の頻度で、しばしば睡眠中に起こります。
左右どちらかの目の奥に、キリキリと突き刺すような激しい痛みが特徴的です。その他の症状として、目が充血したり、涙がでたり、鼻がつまったりする事があります。これらは頭痛が起こった側に多く現れます。飲酒が引き金になることも少なくありません。
頭痛と経口避妊薬
頭痛の患者さんのなかで、経口避妊薬(ピル)を内服している方がいますが、WHOの使用ガイドラインでは、前兆のある片頭痛のかたは、前兆のない片頭痛の方に比較して脳卒中のリスクが高く。前兆のある片頭痛の患者さんは経口避妊薬を使用してはいけないとコメントしています。2-4倍脳卒中のリスクが高いと報告されています。
頭痛
頭痛の患者さんのなかで、経口避妊薬(ピル)を内服している方がいますが、WHOの使用ガイドラインでは、前兆のある片頭痛のかたは、前兆のない片頭痛の方に比較して脳卒中のリスクが高く慎重な対応をする様に記載されています。
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